キャラクターが登場するイベントでは、写真撮影やグリーティングなど、普段とは違った楽しみ方ができます。一方で、多くの人が同じ場所に集まるため、一人ひとりの行動が周囲の参加者やスタッフ、出演者の負担につながってしまうこともあります。
「自分だけが楽しめればよい」ではなく、その場にいる全員が気持ちよく過ごせるよう、最低限のマナーを意識して参加しましょう。
撮影・観覧時は譲り合いましょう
キャラクターを少しでも近くで見たい、よい写真を撮りたいと思うのは自然なことです。しかし、前方を長時間占有したり、後ろにいる人の視界を遮ったりすると、他の参加者が楽しめなくなってしまいます。
撮影が終わったら場所を譲る、必要以上に前へ割り込まない、通路をふさがないなど、周囲への配慮を心がけましょう。
特に人気の高いイベントでは、「自分も見たい」という気持ちは周囲の人も同じです。譲り合う気持ちが大切です。
係員・スタッフの指示には必ず従いましょう
イベント会場では、安全確保や混雑防止のため、スタッフが移動や整列、撮影場所などについて案内することがあります。
「少しくらいなら大丈夫」「ほかの人もやっているから」と自己判断せず、スタッフから指示があった場合は従いましょう。
スタッフの指示には、その場からは見えない安全上の理由があることもあります。
イベントを安全に続けるためにも、スタッフとの言い争いや、繰り返し指示を無視する行為は避けましょう。
出待ち・追いかけ行為はしない
イベント終了後や出演時間外に、キャラクターが出てくる場所を待ち伏せしたり、控室や搬入口付近まで追いかけたりする行為は控えましょう。
いわゆる「出待ち」は、一般の出演者だけでなくキャラクターイベントでも問題になることがあります。
キャラクターが登場している時間や場所は、基本的に主催者が用意した正式な出演機会です。それ以外の場所では、移動や休憩、準備を行っている可能性があります。
「もう一度会いたい」という気持ちがあっても、決められた場所と時間の中で楽しむようにしましょう。
キャラクターの身体をむやみに叩かない
親しみを込めたつもりでも、キャラクターを強く叩いたり、何度も身体を触ったりする行為は避けましょう。
キャラクターの衣装は、見た目以上に動きにくかったり、周囲の状況を確認しづらかったりする場合があります。また、衣装そのものが壊れやすいこともあります。
ハイタッチや握手などについては、キャラクター側から求められた場合や、イベントとして認められている範囲で楽しむのが基本です。特に、「強く叩く」「引っ張る」「押す」「抱きつく」「衣装の一部をつかむ」「背後から突然触る」といった行為は危険です。
キャラクターも一つの「出演者」として丁寧に接することを心がけましょう。
写真や動画を公開するときは周囲の人にも配慮する
イベントで撮影した写真や動画をSNSやブログ、動画サイトなどへ掲載するときには、キャラクターだけでなく、偶然写り込んだ一般参加者にも注意が必要です。
特に、知らない人の顔がはっきり分かる状態で公開すると、思わぬトラブルにつながることがあります。
必要に応じて、以下のような処理を行いましょう。
- 顔にぼかしやモザイクを入れる
- 写り込んだ人をトリミングする
- 子どもの顔が分からないようにする
- 名札や個人情報が読めないようにする
スタッフや出演者についても、主催者が撮影・公開についてルールを設けている場合があります。
「撮影できること」と「インターネットへ自由に公開できること」は必ずしも同じではありません。イベントごとのルールも確認しておくと安心です。
最低限の清潔感を意識しましょう
キャラクターイベントでは、多くの人が近い距離に集まります。グリーティングでは、キャラクターやスタッフと近い距離で接する場合もあります。
特別なおしゃれをする必要はありませんが、
- 汗をかいたまま長時間参加しない
- 強い体臭に注意する
- 衣服を清潔にしておく
- 咳やくしゃみの際には周囲へ配慮する
- 香水などを極端につけすぎない
といった基本的な身だしなみを意識するとよいでしょう。
これは見た目を競うという意味ではありません。「多くの人と同じ空間を共有するための配慮」と考えると分かりやすいでしょう。
長時間キャラクターを独占しない
グリーティングでは、会話や撮影をできるだけ長く楽しみたいと思うかもしれません。しかし、後ろにも多くの人が待っています。
何度も撮り直しを要求したり、長時間話し続けたりして、一人でキャラクターを独占することは避けましょう。スタッフから時間について案内されている場合には、その範囲内で楽しみます。
「自分の番を最大限長くする」より、「次の人にも気持ちよく順番を譲る」と考える方が、イベント全体の雰囲気もよくなります。
キャラクターに無理なポーズや行動を要求しない
キャラクターによって、できる動きとできない動きがあります。
しゃがむ、走る、物を持つ、特定のポーズを取るなど、一見簡単に思える動作でも、衣装の構造上難しい場合があります。無理な要求を繰り返したり、断られたことに不満を示したりするのは避けましょう。
キャラクターやスタッフが対応できる範囲で交流を楽しむことが大切です。
撮影禁止・立入禁止の場所には入らない
イベントによっては、撮影禁止エリアや関係者以外立入禁止となっている場所があります。
「少しだけなら」「写真を1枚撮るだけだから」と入ってしまうのは危険です。特に、「控室付近」「搬入口」「ステージ裏」「スタッフ用通路」「車両の出入口」などには近づかないようにしましょう。
安全上の問題だけでなく、出演者やスタッフの休憩・準備を妨げることにもなります。
大きな荷物や撮影機材にも注意する
大型のカメラ、三脚、一脚、大きなバッグなどは、混雑した場所では周囲の人にぶつかる危険があります。撮影機材の使用が認められている場合でも、周囲の通行や視界を妨げていないか確認しましょう。
三脚などについては使用禁止となっているイベントも少なくありません。事前に公式の案内を確認することが重要です。
子どもや家族連れにも配慮する
キャラクターイベントには、小さな子どもが参加していることも多くあります。大人が前方を完全にふさいでしまったり、撮影のために子どもを押しのけたりすることは避けたいところです。
もちろん「必ず子どもを最優先にしなければならない」という意味ではありませんが、周囲を見て少し場所を譲るだけでも、お互いに気持ちよく楽しめます。
SNS上でも節度を持つ
イベント終了後もマナーは続きます。
撮影した写真とともに、スタッフや他の参加者への過度な批判を書いたり、個人を特定できる形で晒したりすることは避けましょう。その場で少し気になる出来事があったとしても、事情をすべて把握しているとは限りません。
重大な問題があった場合には、SNSで相手を攻撃するのではなく、まず主催者へ問い合わせる方が適切です。
終わりに:「キャラクターだから何をしてもよい」わけではありません
キャラクターイベントで特に意識したいのは、キャラクターを単なる「物」として扱わないことです。目の前にいるキャラクターには、安全に出演するためのスタッフや運営担当者など、多くの人が関わっています。
無理に触る、追いかける、長時間拘束する、スタッフの指示を無視するといった行為は、キャラクターだけでなくイベントそのものを継続することを難しくしてしまう可能性があります。
難しいルールをすべて覚える必要はありません。「自分が楽しむこと」と同じくらい、「周囲の人も楽しめるか」「スタッフや出演者に負担をかけていないか」を少し考える。それだけでも、多くのトラブルは防ぐことができます。
キャラクター、参加者、スタッフの全員が「楽しいイベントだった」と思えるよう、お互いに少しずつ気遣いながらイベントを楽しみましょう。
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この記事を書いた人

スクリーンネーム: Y.INABA (SNS等リンク先一覧)
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趣味は旅行、町歩き、食べ歩きなど。
推しキャラは「しまねっこ」。気になっているのは「つなが竜ヌゥ」。
いわゆる「ご当地キャラ」に限らず、版権もの、IP等、色々なキャラクターやイベントを応援していきたいと考えています。



